今回は性交痛の体験談です。
入らないまま彼氏と交際4年目というかめさん(21)にお話しを伺いました。
とにかく痛みがつらいということ、自分が彼氏と性交渉できないことを恥ずかしく思う理由など、詳しく聞かせて頂きました。
もくじ
小指さえも痛くて入らない
今回ご協力頂いたのはかめさん(21)。
かめさん
でも現在交際中の彼との性交渉が上手くいかないことは事実なので、そのことについてお話しさせて頂きます。
当為
かめさん
当為
かめさん
私のそのような気持ちがあからさまに態度に現れており、彼がそれを察して一つずつ段階を踏んでくれていました。
体の関係を持つまでの半年間は、手を繋ぐ、ハグ、キスなどのスキンシップをゆっくり時間をかけて進めていった期間だったと思います。
こうした期間を経て、初めて性交渉に踏み切るも、うまくいかなかったというかめさん。
かめさん
挿入どころか小指でさえも膣口に当てられただけで痛すぎる……そんな絶望的なスタートを切りました。
入らないとわかった時の心境・相手の反応
当為
かめさん
ただ「初めは皆同じだ。徐々に慣らして行くことで入るようになる。」という意見はちらほらネットで見かけたり、友人からも聞いていたので、まあこんなもんかという安堵感も少しあったと思います。
当為
かめさん
また彼自身も性交渉は初めての経験だったからか、私を痛みで傷つけたことに罪悪感を抱いていたようにも見え、自信も失いかけていたと思います。
処女膜強靭症を疑うも受診はしなかった
できないことが判明してから何度か挑戦したものの、やはりうまくいかなかったというかめさん。
自分が「入らない」ことによって、だんだん罪悪感に苛まれるように。
こうした経験から、ネットの質問サイトや掲示板等で、同じ境遇の女性の体験談を探すようになったそうです。
かめさん
私は自分のタイミングで自分の指を性器に挿入するだけでも怖い、それすらも難しいと感じ、頭を抱えました。
その頃に初めて「処女膜強靭症」という病名を知り、自分もそうなのではないかと疑うようになったそう。
かめさん
当為
かめさん
交際4年目、まだ入らない
かめさんは彼氏と交際4年目ですが、まだ性交渉を完遂できたことがないといいます。
かめさん
でもいざ彼のモノを入れようとすると激痛が走り、いつも行為を中止してしまいました。
しかし彼氏はかめさんの気持ちを汲み取り、ゆっくりでもいいから少しずつ前進して行こうと慰め、励ましてくれたそう。
そういったこともあり、かめさん自身も諦めずに挑戦できたそうです。
かめさん
しかし激痛を伴うことには変わりありません。
最近わかったことなのですが、彼のサイズは平均よりも大きいらしく、それも性交困難の原因の一つかなと思っています。
性交渉ができないなんて、恥ずかしくて誰にも言えない
かめさん
当為
かめさん
多くの方は1年以内には性交渉を済ませているように思います。
もちろん、同じことで悩んでいる方は一定数いらっしゃると思いますが、世間一般では私は少数派であると感じてから、恥ずかしく思うようになってしまいました。
当為
入るのが「普通」だから、入らないことに悩むわけで。
かめさん
当為
ここでもやはり「普通」じゃないことから罪悪感が芽生えてしまうんですよね。
最もつらいのは痛みと彼の悲しい顔を見ること
入らないことで数年悩み続けているかめさん。
最後に、入らないことで最もつらかったことをお聞きしました。
かめさん
入りそうで入らない瀬戸際の状態で力を加えられるとめちゃくちゃ痛い、とにかく痛い…
何度か泣いたことがあるくらい痛いことが最もつらいと感じました。
ただそれと同じぐらい、満足して行えない彼の悲しそうな顔を見るのがとてもつらかったです。
当為
相手のことを考えたら心も痛いし
性交痛って肉体的ダメージだけではなくて、精神的にも多大なダメージがありますよね。
最後に:普通であること
今回は性交痛で悩むかめさんにお話を伺いました。
改めて、「普通」って恐ろしい考えだと思います。
長年入らないことが、「普通」であるならば、こんなに悩むことはなかったでしょう。
いつか誰もが「入らない」パターンがあることを知って、気軽に相談できたり、恥ずかしい思いをしなくて済むようになったらと切に願います。
改めまして、今回ご協力頂きましたかめさん、本当にありがとうございました。