私は幼少期にアトピーが酷く、手脚にガーゼぐるぐる巻き少女だったのですが、年齢があがるにつれて軽度になっていきました。
しかし、どうしてもたまに掻き壊してしまったり、赤みがおさまらないことがあり、病院通いはやめられませんでした。
あと一歩、綺麗に治したい、病院に行かなくても済むようになりたいと思い、生活改善をしてから5年。
当為
今回は私が普段行っている本当に基本的な習慣を書いていきたいと思います。
もくじ
肉より魚を食べる
これは当時通っていた皮膚科の医師に教えて頂きました。
肉の動物性油脂は体内でアレルギーの炎症を起こしやすくするとのこと。
反対にDHAなどが含まれる魚、特に青魚は体内の炎症を抑える働きがあり、アレルギーを抑制する効果があるそうです。
私は肉を完全に食べないというわけではありません。
肉の栄養素は身体に必要不可欠なものであるからです。
ただ食べる機会をなるべく減らして、例えば友人と肉料理のお店に行くときは食べるとか、自分なりに規則を定めています。
魚のDHAを効率よくとるレシピ。おすすめは煮物!
体内の炎症を抑える作用のあるDHA。
しかしDHAは加熱によって油と一緒に外に出てしまいます。
一番よいのは生で食べることですが、毎日刺身を食べるというわけにもいきません。
そこで私がおすすめしたいのが煮物。
流れ出た油も一緒にとることができ、具材を切って煮込むだけで簡単に調理できるからです。
炊き込みご飯も手軽でおすすめ。
park.ajinomoto.co.jp
お菓子やアイスは非日常食
お菓子やアイスに含まれる白砂糖やブドウ糖果糖液糖は、体内に入ると血糖値を上げるため、その過剰な上昇を抑えるために胃腸が働きを停止。
するとしっかり消化されずに残ったものがアレルギーを誘発することがあるのです。
肉と同様、これも全く食べないというわけではありません。
私なりに実践している方法が2つあるのでご紹介します。
家でお菓子を食べる時は「全部食べない」
ポテトチップスやチョコレートなど、たまに食べたくなる時があり、そういう場合は我慢せずに口にします。
ただし、全部食べない!
ポテトチップスなら3分の1だけ、チョコレートなら一片だけ、というように、決まりを設けています。
特別な外食の時だけ食べる
普段あまり外食をしない方におすすめ。
友達と有名なケーキのお店に行くときだけ!など、頻度の高くない条件を設定します。
私はほとんど外食しないので、「友達と一緒の外食時はスイーツOK」とするだけでお菓子を食べる頻度を月2くらいに減らせます。
お通じをよくする
便秘は腸内環境を悪化させ、免疫力が低下することで結果的にアトピーがひどくなったり、また腸壁から有害物質が吸収され、血液中を回ることでアレルギーを誘発する原因になります。
また食事に気を使っていても、アトピーやアレルギーに良くない成分を完璧に避けることは難しい昨今、食べるものよりも体内から出すことに気を使うべきではないかと思います。
食事にバナナとヨーグルトを取り入れる。
私は朝食にバナナとヨーグルトを食べています。
おすすめはダノンビオ。
腸内環境改善に特化した商品なので、効果が期待できます。
当然ですがバナナやヨーグルトは主要なアレルゲンですので、アレルギーをお持ちかどうかはご自身で確認の上実行してください。
汁物や鍋物を夕食に食べる。食材はきのこ類がおすすめ。
夕食にスープや鍋料理を食べることで、翌日のお通じを改善する方法。
消化の良い野菜や菌類を多く取れるのも魅力。
特におすすめはきのこ。
食物繊維が豊富でアトピー肌にも優しく、お通じも促してくれます。
なるべく早く寝て十分な睡眠をとる
しっかりと睡眠時間を確保することで自律神経が整い、アトピーを引き起こす原因を減らすことができます。
寝る1時間前には液晶画面をオフ
よく言われていることですが、寝る前にブルーライトの光を浴びると脳が休まらず、質の良い睡眠をとることができません。
私は入浴を寝る前にすることで、入浴+歯磨きやスキンケア等の寝る準備で、布団に入る前の液晶を見ない1時間を確保しています。
就寝時以外はベッドに入らない
ベッド=就寝の場所という意識づけをすることで、布団に入ったら寝るモードに身体が切り替わるようにします。
眠れない時もベッドでぐだぐだするより、思い切って布団から出たほうが、「ベッド=眠れない悩みの場所」とならずに済むという効果があります。
ほどよく日光を浴びる
アトピーは日光の免疫抑制効果により改善するとされています。
ただアトピー患者には日光過敏の方もいるので、そこは注意が必要です。
日光を浴びるといっても、強すぎる紫外線は却って日焼けによる炎症を引き起こしますし、また温熱効果による発汗で痒みを引き起こすこともあります。
あくまでもほどよく日光を浴びることが重要。
私が実践しているのは以下の方法です。
冬は日焼け止めを塗らない!弱い日差しで日光浴。
冬の弱い日差しであれば、さほど日焼けもせず発汗の心配も軽減できるのでおすすめ。
冬は日焼け止めをお休みすることで、肌への負担も抑えることができます。
夏は紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを使用。発汗は濡れタオルで対処。
夏は日差しが強すぎるため、紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを使用してある程度紫外線をブロックします。
どれもクレンジングが不要で、せっけんで落とせるタイプ。
強いウォータープルーフなどの日焼け止めを使用した際は、必ずクレンジングをしないと炎症の原因になるので注意。
そもそもそのような日焼け止めは年3~5回使用するにとどめたほうが良いと思います。
私もその程度の使用頻度ですが、たまに使用すると肌が明らかに乾燥して痒みがあります。
また、夏に汗をかいたときは放置せず、しっかりと拭くことで痒みを抑えることができます。
おすすめは濡れタオル。
乾いたタオルよりも、しっかりと拭き取ることができます。
直接肌に触れる服は綿にする
レーヨンやナイロン、ポリエステルなどの化学繊維は、その速乾性による乾燥や静電気による痒みを引き起こし、アトピーを悪化させることがあります。
でも着たい服があるのに着られない!というのは悲しいので、下に綿100%のインナーを着ることで直接肌に触れないようにしています。
おすすめはグンゼのインナー。安価で取り入れやすいです。
たとえばアクリルのセーターを着る時はこれ。
夏場はキャミソールが役に立ちます。
洗濯用洗剤を選ぶ
洗濯用洗剤も直接肌に触れるもの。
衣類に残った洗剤の成分が刺激となり、アトピーを引き起こすことがあるからです。
また香料によるアレルギー反応もありますので、最近人気の香料が多く含まれる洗剤を日常的に使用するのは避けたほうがよいです。
私が愛用しているのはミヨシのお肌のための洗濯用液体せっけん。
<参考> ミヨシ 無添加 お肌のための洗濯用液体せっけん。幼少期アトピーの私が選ぶ洗濯用洗剤。
成分もそうですが、特にアトピーの方が愛用する綿素材の衣類をふんわりと仕上げてくれるので一石二鳥です。
ストレス発散の手段をいくつか用意しておく
アトピーや肌荒れの原因は多岐に渡りますが、その中の一つに精神的要因があげられます。
例えば、南国でのんびりと何も気にすることなくのんびりと過ごしているとき、肌が炎症を起こすことはあまりないでしょう。
しかし、仕事で切羽詰まっている時、学生なら受験前など、プレッシャーやストレスがかかるときにアトピーが悪化することはよく見受けられます。
ストレスはなかなか回避できるものではありません。
日常生活の中ではつきものだと思います。
重要なのはストレスを受けないことではなく、きちんとストレスを発散できる方法を自分の中に用意しておくということです。
その方法はなるべく手軽にいつでも実行できるものが良いです。
例えば映画を見ること、買い物をすること、散歩に行くことなど。
私の方法は、一人でカラオケに行くことですね。
いつでもでき、大声を出すことですっきりとした気持ちになれます。
これらの習慣を8割程度実行する
ストレスがアトピーの原因になることは先にも述べましたが、今まで紹介してきた習慣を完璧にやろうとしすぎると、却ってイライラしてしまうんですよね。
だから私はあくまでも、8割くらい実行できればいいかなと思っています。
2割程度の例外を設けることによって、これらの習慣が長続きし、結果的に定着化するのではないかと思います。
最後に
本当に基本的な習慣でしたが、やってみると効果はとても大きいです。
ちょっとでも傷があったり、赤みがあったりすると何となく憂鬱になるので、そのような思いをしなくなったことが何より嬉しいです。
当為
最後まで閲覧して頂きありがとうございました。