くまのめ

哲学科生が懇切丁寧に書き殴る雑記ブログ。

哲学

大学で哲学を専攻する私が、イラスト付きでとにかくわかりやすく哲学に関する問題を解説しています。

南イタリア クセノパネス・ピタゴラス・ヘラクレイトス ソクラテス以前の哲学者たち2

今回はソクラテス以前の哲学者たち。南イタリアで活躍したクセノパネス、ピタゴラス、ヘラクレイトスについてまとめました。前回の記事でイオニア学派の3人が万物の根源を何か1つのもので説明しようとしました。時代が進んだ今回は、叙事詩や神話の世界か…

イオニア学派 タレス・アナクシマンドロス・アナクシメネス ソクラテス以前の哲学者たち

ソクラテス以前の哲学者たち、タレス・アナクシマンドロス・アナクシメネスの3人についてまとめてみました。この時代の哲学者たちは、直接その思想に触れることが非常に困難です。残っているのはそのテクストの一部分か、後の哲学者たちが引用した断片や伝…

「哲学」ってそもそも何なの?わかりにくい理由とソクラテス的意味。

哲学ってそもそも何なの?わかりにくいというか掴めないというか…哲学がわかりにくいのには理由があるんじゃないかな。ということで、今回は哲学ってなに?というテーマを中心に、そのわかりにくさの理由と原語をたどったそもそもの哲学の意味について書きた…

ホッブズの社会契約論。その生涯とホッブズ哲学の新しさから迫る。

万人の万人に対する闘争で有名なホッブズ。彼は哲学史において、それまで西洋で当たり前とされてきた伝統を破った人物でした。今回はそのホッブズの生涯や新しい時代の思想、社会契約についてわかりやすく説明したいと思います。ということで、ホッブズさん…

知覚ってなに?主知主義とゲシュタルト学派、カントから迫る。

こんにちは。当為くま@kannso_tekiです。あなたは今、目の前にある対象をどのように知覚していると思いますか? 当為 くま意識したことがないという方も多いかもしれません。多くの哲学者がこの「知覚」について考えてきました。今回は「知覚」について、主…

デカルトの生涯と思想。その人生と「我思う、故に我あり」まで、神の存在証明。

我思う、故に我あり。デカルトといえばこの言葉。非常に有名です。しかしどうして「我思う、故に我あり」という思想が導き出されたのかはご存知でしょうか。今回はデカルトの生涯や思想についてイラストを用いてわかりやすく説明します。

自由ってなに?エピクテートス・スピノザ・デカルト・ルソーの4人から様々な角度でせまる。

自由って何でしょう。人間が遥か昔から考えてきた普遍的な問題です。今回はこの自由について、エピクテートス、スピノザ、デカルト、ルソーの4人の哲学者の意見を参考にしながら考えていきたいと思います。

ヘラクレイトスの生涯と思想。万物流転とは言ってない?牛糞にまみれて死亡はねつ造?

今回はヘラクレイトスの生涯と思想について簡単にお話ししたいと思います。ヘラクレイトスは、ソクラテスよりもさらに前の時代の哲学者。万物流転説が有名だったり、私生活では牛糞にまみれて亡くなったりというエピソードばかりが注目されてしまうのですが…

開眼した盲人は視覚だけで物を識別できるのか?~モリヌークス問題におけるロック・ライプニッツ・バークリーの解答~

突然ですが問題です。触覚で立方体と球体を区別できる生まれつきの盲人が開眼したら、視覚のみでその2つの物体を区別できるでしょうか?実はこの問題、18世紀のイギリスやフランスでたくさんの賢いおじさんたちが議論した「モリヌークス問題」といわれる…

恋って何?アンドロギュノスの神話 プラトン『饗宴』からアリストパネスとソクラテス(プラトン)のエロス見解

みなさんはアンドロギュノスをご存知でしょうか。神話において、太古の昔に人間が男女の性を一人で持っていたとされるちょっと不気味な種族の名称です。そのアンドロギュノスが印象的に語られているのが、プラトンの著書『饗宴(きょうえん)』です。今回は…

哲学は人生を救うものでなければならない ―現役の哲学科生が自分は哲学に向いていないと思う理由。

私は大学で哲学を専攻しています。哲学の講義は、受講していておもしろいと感じます。しかし一方で、私は哲学に不向きだとも思っています。その理由は、それまで日常生活の一部であった哲学が、次第に普段の生活とかけ離れていったことにあると考えます。今…